TROHAについて
TROHAについて
TROHAという名前に込めた意味
「占」の字と、月を待つ夜から。
始まりは、ささやかな言葉遊びでした。「占」という字をそっとほどくと、「卜」と「口」が現れます。その形を、カタカナの「ト」と「ロ」に見立てました。
「卜」は、古くはひび割れの兆しを読むことを表した字です。「口」は問いかけとも、神に捧げる言葉の器とも読まれてきました。そこに『古今和歌集』仮名序の一節、「人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」から「ハ」を添えて、TROHA(トロハ)としています。しるしを読み、言の葉にして届ける。それが、この名前に託した役目です。
YouTubeの「トロハマチ」は「トロハ・マチ」と読みます。「マチ」には、古くからの行事「月待(つきまち)」の“待ち”を重ねました。月待は、決まった月齢の夜に人々が集い、ささやかな飲食を共にしながら月の出を待つ行事でした。十七夜、十九夜、二十三夜と夜を定め、安産や家族の無事など、それぞれの願いを月に託したといわれます。
月の出は一夜ごとに遅くなります。昔の人はその月を、立って待つ「立待月」、座して待つ「居待月」、横になって待つ「寝待月」と呼びました。待つ時間そのものを慈しむ、やわらかな心がそこにあります。おみくじの「待人」のように、良い巡り合わせを静かに待つ夜もあるでしょう。
月の出を待つ人々の胸には、明日への小さな期待が灯っていたはずです。TROHAは、そんな期待に寄り添う場所でありたいと思っています。あなたのしるしを読み解き、今日を歩くための言の葉にしてお届けします。